ぴろの浅はかコラム

政治とか歴史とか社会情勢とか気になったニュースを引用して軽めに述べるコラム。不定期更新

習近平独裁政権か?逆流するChina

みなさんどうも。ぴろです。

 

3月11日、震災から7年という月日が流れ、現在の東北の様子がニュースなどで多く報道されました。

 

その日に中華人民共和国では全国人民代表大会が行われ、国家主席の任期10年という規制を撤廃する改正案を採択されました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27980420R10C18A3000000/

『中国全人代国家主席の任期撤廃。習氏3期目可能に』

 

中華人民共和国の初代国家主席である毛沢東は1940年に自身が提唱した「新民主主義論」に基づいて社会主義建設を始めました。その時に行われたのが大躍進運動。これは失敗に終わり、餓死者は2000万人にも上ると言われています。この結果、毛沢東国家主席を辞任しましたが、共産党主席の地位に留まり、権力を保持し続けました。その後に劉少奇国家主席の座を引き継いだものの、劉少奇の実権派と毛沢東派の抗争が続き、1966年に毛沢東プロレタリア文化大革命を発動しました。

 

毛沢東に焚き付けられた学生は全国の役所・商店を襲撃しました。この文化大革命で損害を蒙った人は1億人を超えると言われています。権力が1人に集中したことで起きたこれらの出来事の反省として集団指導体制に移行し、国家主席の任期を2期10年とする制約を憲法に盛り込んだのです。

 

こういった歴史がある中、習近平氏は憲法改正に踏み切りました。当然国内での批判はあるものの、そういった声は削除し、国営メディアでは支持派の意見だけを流し、世論を傾けようとしています。

 

このような姿勢に日本は警戒しなければいけないと思います。習近平体制には不穏な空気が漂っています。軍事力増大、海外基地の建設、海洋進出など上げればキリがありません。今回の憲法改正によってより一層習近平氏に強大な権力が集中することは火を見るより明らかです。中国脅威論などは当てにならないし、信憑性に欠けるという声も多数耳にしますが、実際問題として我々の前に広がる中国の脅威から目を背けてはいけません。

 

毛沢東時代の悪しき中国に戻りつつある現体制に日本はどう向き合っていくか。北朝鮮問題といい、中国の今回の件といい、山積みとなった外交的問題を先延ばしにすることは出来ません。森〇問題とかで与野党がくだらない議論を繰り返している間にも海外の流れは進んでいきます。さっさと国内の問題を解決して対外関係に毅然として向かってもらいたいものです(笑)

 

今日はこれで終わります。最後まで見ていただきありがとうございました!!